ママのQ&A

過去に当園へ寄せられたお悩みの一部を紹介いたします。参考にしていただけたら幸いです。

おもちゃで遊んだあと、片付けをするように叱ってもぜんぜん言うことを聞きません。

 そもそも子どもたちは片付けるということをよく知りません。それなのにうるさく叱りつけてしまうと、片づけ=イヤなことと認識してしまいます。 「このおもちゃはこの箱に入れてね。これはココに置いてね」など、お母さんが一緒になって片づけをしながら教えます。
 そして最後に「ありがとう。きれいになると気持ちがいいね♪」と必ず伝えましょう。繰り返し教えていけば、子どもは褒められて嬉しい気持ちになり、片付けが楽しい時間へと変わっていくはずです。しかし、大人のようにすぐにマスターすることはできません。根気強く子どもと向き合うことが大切です。

かんしゃくが多い気がします…

 要求が通らない場合、まだ言葉で自分の気持ちを上手に表すことができない子どもは、泣き叫んだり暴れたりと行動で表現します。それは成長の証であり、とても大切なことです。かんしゃくを起こした子どもは興奮状態にあるので、何を言っても聞き入れることができません。そっと見守りつつ、時には抱きしめてあげるなど、理解を示してあげることも必要でしょう。

できないのに「自分でする!」といって聞きません。

1歳を過ぎた頃から自我が芽生え、それに伴って自己主張し始めるようになります。ぜひお子様の気持ちを尊重して挑戦させてください。できなければ「一緒にしよう」と手伝ってあげる。そしてできるようになったら褒める。どうしても時間はかかりますが、子どもが自ずからチャレンジしようとする気持ちは、子どもの成長に結びつきます。

夜遅くまで起きています。

体内時計を整えるために、朝7時ごろには起こし、夜8時までには就寝させましょう。食事やおやつも決まった時間に。そして日中は体をたくさん動し、しっかり遊ばせましょう。お昼寝は2時間以内に済ませることも重要。生活リズムが整ってくると、同じ時間に眠くなってきます。

わがままに育ててしまったかもしれません…

 幼児期の子どものわがままは当たり前です。周囲に配慮するなどできるはずがありません。この時期のわがままは個性であり自己主張なのです。 「自己主張=自分の欲求」をしっかり表現することが大切で、親がその欲求を受け入れ認めてあげることで、自然と欲求をコントロールできるようになっていきます。

ご飯を食べません

たくさん食べて大きく育って欲しいのは親の願いです。ですが、食事の量はその子によって違います。食べる量が少なくても、体調が良くて元気ならさほど心配することはないと思います。本当におなかがすいたら食べるようになります。食べる量にとらわれすぎて「食べなさい」と言われながらの食事は、「楽しく食べる」ということが置き去りになってしまいます。
少量でもいいから楽しく食べる行為を大切にしましょう。
そのうちに量が増えていくこともあります。